散る桜 残る桜も散る桜

世間のコロナ騒ぎも春を告げる草木や花々は涼しい顔。

今年も吉祥寺名物の桜が満開で、境内や谷町筋では花を愛でる人でにぎわっています。

 

 

 

しかし残念ながら、今年で見納めになってしまうかもしれません。

大きく伸びた枝は道路にもその勢いを拡張し、車が通る邪魔になってしまっているのです。

可哀想ですが、これも都会で暮らすものの性。

斬ってしまうしまわなければならなくなりました。

 

 

「散る桜 残る桜も 散る桜」

これは有名な曹洞襌の大僧侶、良寛菩薩の辞世の句ですが、この句を桜たちに捧げ、見納めとさせて頂きたいと思います。

いままでどうもありがとう。

 

桜は今週が満開かと思います。

お近くの方はどうぞ見にいらして下さい。

 

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花とメジロと震災と。

 

三寒四温のつづくこの頃ですが、吉祥寺には一足先に春の知らせ。

おかめ桜がほぼ満開になりました。

 

 

その桜にメジロの一羽、二羽。

 

 

日本蒲公英もひっそりと咲いています。

西洋蒲公英にはない奥ゆかしさがあるこの蒲公英は吉祥寺でとても大切にしている花の一つです。

 

 

沈丁花も甘い香りを放ちながらゆっくりと花開いていきます。

 

 

今日は東日本大震災からちょうど十年の節目。

想えばあの日も今日と変わらない日常が被災地にもあったのですね。

 

花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く

わたしは何を残しただろう

 

花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く

いつか恋する君のために   

               「花は咲く」より抜粋

 

震災の被害者、犠牲者の皆様へは心よりの哀悼の意を表します。

 

これからも春が来て、この桜が、蒲公英が、沈丁花が、そしてメジロが、春を知らせてくれるたびに、遠く大阪の地より東北の地へ想いを馳せて参ります。

皆様のもとへも、一日も早く暖かい春が訪れますように。

 

合掌。

 

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朱色の山門。

 

コロナ禍で世の中が暗いので、少しでも明るくなるよう朱色にしました

少し目立ちますが綺麗です。

色が鮮やかに映えますね。

以前の赤門も堂々としていましたが、この色もなかなかどうして。

深みと味わいのある色で気に入っております。

 

御来山の際には気にしてみてください。

 

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義士祭とコロナ

例年、吉祥寺師走の第二週といえば、言わずと知れた義士祭。

3ヶ月前ほど前から準備を始め、ちびっこ義士の募集、そば店開店準備、演武や噺家さん達などとの綿密な連絡、境内や法堂、客殿の大掃除、ちびっこ義士達のバスの準備、はたまた谷町筋沿いの提灯はりなど、目の回るようなあわただしさなのですが。。。

今年は新型コロナウィルスの影響で、中止せざるを得ないという苦渋の決断をいたしました。そして

その代わりに「新型コロナウィルス終息祈念轉読大般若会」と銘打って、大般若祈祷を執り行いました。

 

まずは義士墓前において、報恩の法要。

今回は役員さが中心にご参列いただきました。

 

引き続き毘沙門天前、文殊菩薩、普賢菩薩前、永代供養墓前、歴住諸大和尚墓前、観世音菩薩前にて読経。

特に今年は當山二十三世重興 東光十二世 大晃竹甫大和尚の称名十三回忌ということもあり、墓前にて懇ろに御供養申し上げました。

 

引き続き、法堂に於いて大般若祈祷会。

ちびっこ義士も、演武も、落語も、三味線もない代わりに、8名もの御寺院様方と共に新型コロナウィルスの早期終息をご祈念いたしました。

寂しい中にもいつもとはまた一味違う、新型コロナウィルスを退散させるような、そんな迫力のある大般若祈祷会となりました。

 

来年はこの騒ぎも落ち着き、また賑やかに義士祭を執り行うことができますよう、また皆様と共に平穏な日常を取り戻すことのできますよう、心より祈念申し上げます。

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コロナ禍の中の盂蘭盆会

久しぶりの投稿です。

 

長くじめじめした梅雨も終わりをつげ、夏本番となりました。

今年は例年にないコロナウィルスとの闘いが年頭から続き、人の移動も儘ならない、帰省の少ない年です。

イレギュラーなことの多い年ですが、夏になればセミは無き蓮は大輪の花を咲かせます。

人の思いに関わらず時は過ぎゆき、移ろいます。

お盆には御先祖様も帰ってきます。

例年であれば家族そろって旅行のできるいい機会かもしれませんが、この夏、このお盆は家族で静かに手を合わせ、自宅で御先祖様と一緒に過ごす良い時間かもしれません。

人はそれをマンネリと呼ぶのかもしれませんが、例年の行事をつつがなく過ごすことが出来る。

これがいちばん幸せなのかもしれませんね。

 

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