花とメジロと震災と。

 

三寒四温のつづくこの頃ですが、吉祥寺には一足先に春の知らせ。

おかめ桜がほぼ満開になりました。

 

 

その桜にメジロの一羽、二羽。

 

 

日本蒲公英もひっそりと咲いています。

西洋蒲公英にはない奥ゆかしさがあるこの蒲公英は吉祥寺でとても大切にしている花の一つです。

 

 

沈丁花も甘い香りを放ちながらゆっくりと花開いていきます。

 

 

今日は東日本大震災からちょうど十年の節目。

想えばあの日も今日と変わらない日常が被災地にもあったのですね。

 

花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く

わたしは何を残しただろう

 

花は 花は 花は咲く

いつか生まれる君に

花は 花は 花は咲く

いつか恋する君のために   

               「花は咲く」より抜粋

 

震災の被害者、犠牲者の皆様へは心よりの哀悼の意を表します。

 

これからも春が来て、この桜が、蒲公英が、沈丁花が、そしてメジロが、春を知らせてくれるたびに、遠く大阪の地より東北の地へ想いを馳せて参ります。

皆様のもとへも、一日も早く暖かい春が訪れますように。

 

合掌。